昨夜、私はようやく数ヶ月間放置し続けていた汚い部屋に別れを告げるため、最初の一袋のゴミをまとめました。長らく沈んでいたメンタルに抗うようにして、床を埋め尽くしていた不用品を一つずつ袋に詰めていく作業は、まるで自分の過去の痛みを取り除くような、不思議な重みがありました。ゴミ袋がパンパンになるたびに、背中にのしかかっていた得体の知れない重圧が、ほんの少しずつ軽くなっていくのを感じました。作業を終え、数年ぶりにフローリングの木目が顔を出したとき、私はその場に座り込んで、しばらくの間、静寂を噛み締めました。そして迎えた今朝、目覚めた瞬間に視界に入ってきたのは、散らばったゴミではなく、整えられた床を静かに照らす朝日でした。それを見たとき、私の心に、これまでずっと忘れていた「清々しさ」という感覚が、温かい波のように広がっていきました。汚い部屋に閉じこもっていた頃、朝はただ恐怖と絶望の始まりでしかありませんでした。でも、今日は違います。窓を大きく開けると、冷たくて新鮮な空気が部屋の中に流れ込み、肺の奥まで清浄な力で満たしてくれました。その空気は、昨日までの淀んだ空気とは全く異なり、私に「生きていていいんだ」という確信を与えてくれました。部屋が整うだけで、これほどまでにメンタルが変わるのかと、驚きを隠せません。もちろん、すべての悩みが解決したわけではありませんが、自分の生活環境を自分の手で変えられたという事実は、私にとって何物にも代えがたい「自信」という名の種火になりました。清潔なシーツの上で、整えられた空間を眺めながら吸う空気は、驚くほど甘くて自由な味がします。汚い部屋という心の投影をリセットしたことで、私の新しい一日が、本当の意味で始まったのだと感じています。メンタルの不調という暗い森の中で、迷い続けていた私がようやく見つけた出口。それは、他の誰でもない、私の手が整えたこの部屋という聖域にありました。これからは、この場所で、自分を大切に慈しみながら、一歩ずつ新しい自分を育てていこうと思います。窓の外に広がる世界も、昨日より少しだけ明るく見えるのは、きっと私の心が、この部屋の空気と同じくらい、澄み渡っているからに違いありません。